受験直前から当日にやるべきこと

 いよいよ受験シーズンの到来です。受験日が近づくにつれ、不安や緊張で落ち着かない受験生も多いことでしょう。今回は「受験直前から当日にやるべきこと」をご紹介します!

1.朝型生活に切り替える。
 試験当日の朝は早く家を出なければなりません。元々、朝型の受験生は問題ありませんが、夜に勉強している受験生は少なくとも二週間前には試験当日に起きる時間と同じ時間に起床し、体を慣らす必要があります。また、ただ朝早く起きるだけでなく、起きてから問題を解く・暗記をするなど、脳を活性化する生活を送ると良いでしょう。

2.試験練習をする。
 当日の試験と同じ時間・同じ順番できちんと時間をはかり過去問を解く練習をしましょう。「当日と同じ状況にする」ことが大切ですので、できるならスマホは電源を切るまたは家族に預ける、当日持参する時計を机に置く、お昼や休憩時間も同じ時間でとる、など本番さながらにしてみましょう。
 また、問題を解いた次の日(または当日)は間違った問題の復習を行いましょう。この時に今まで使ってきた問題集や教科書等で類似問題や公式などをチェックすると良いでしょう。
間違っても新しい教材に手をつけないように気をつけて!
 ただし、試験練習はあまりにも直前に行うと復習もできないばかりか、結果によっては自信を失い、不安感が強くなってしまうこともあるため、どんなに遅くとも一週間前には終わらせておきましょう。

3.当日の持ち物を準備する。
 当日の一週間前から持ち物を準備し始めましょう。早過ぎると思われる方もいるかもしれませんが、直前になるほど落ち着かなくなってしまうので、準備できることは早めに準備し、少しでも気持ちを落ち着かせることが大切です。また、早く準備しておくことによって、カイロや予備の消しゴムなど、事前に購入すべき物も分かります。以下、試験当日に持参するものです。

①受験票
②現金・I Cカード
 ・高額になり過ぎないよう1万円程度(1万円札ではなく、千円札に小銭で準備)
 ・地下鉄等の公共機関は切符の購入がないようI Cカードを事前に準備。
③身分証明書(生徒手帳等)
 ・受験票を忘れてしまった場合や公共交通機関の利用時に求められることあり。
④スマートフォン・携帯電話
 ・電車の遅延や家に忘れ物の連絡等で必要。試験前には電源は切っておくこと。
⑤ハンカチ・ティッシュ
 ・ハンカチは大きめのものにしておくと、雨天や雪の時に役に立つ。
⑥腕時計
 ・置時計は会場によっては不可の場合があるため腕時計が無難。
 ・アラームは切っておく。
 ・デジタル時計よりもアナログ時計(時間配分がしやすい)
 ・ローマ数字よりアラビア数字のもの
 ・文字盤に1分ごとのメモリがあればより良い。
 ・スマートフォンを時計にすることは禁止。
⑦筆記用具
 ・普段から使い慣れたもの。
 ・シャープ・消しゴムは予備を2個ずつ用意。
 ・鉛筆は各教科1本+予備2本
 ・(高校受験等では)三角定規やコンパス
⑧防寒グッズ
 ・カーディガンや膝掛け、厚手の靴下など
 ・カイロ
 ※感染対策で換気を行なっているため、会場は寒い可能性が高いですが、暑い場合もあるため、脱ぎ着ができ、温度調整のできるように。
⑨薬・マスク
 ・頭痛薬や目薬など普段使用しているもの
 ・マスクは多めに準備
⑩飲み物・軽食
 ・会場から外に出られないこともあるため、必ず事前に準備。軽食の他、チョコレートなどを用意しておくと休憩時間などでも食べられるのであると良い。
⑪問題集・参考書
 ・いつも使っている問題集や参考書があると、公式や単語の確認だけでなく、気持ちも落ち着く。

4.試験会場の下見をする。
 会場の下見も一週間前までに済ませておきましょう。時間帯によって混む路線もありますので、できれば当日と同じ位の時間帯に下見へ行くのがベストです。ただし会場が遠く、早めの下見が難しい場合でも必ず前日までには済ませましょう。下見では、家から会場までの道のり、電車等の時刻表、会場に近い改札口、会場に近いコンビニやトイレのチェックを行います。

5.当日は1時間前には自席に着けるように。
 自分の席の確認やトイレの場所の確認、持ち物の準備などで1時間はすぐに経ってしまいます。
 試験前はそれでなくとも落ち着かないため、かなり余裕をもって行動するよう心がけましょう。 以上、「受験直前から当日にやるべきこと」を紹介しました。焦ることなく最大限に自分の力を出せるよう、頑張ってください‼︎
記:事務局 関口千史