国語「二択と記述ができません」についてお答えします。

国語の悩みというと、「選択問題で二択までは絞れるけれど、最後の決定ができない」「選択問題は選べるけれど、記述問題だとどう書いていいかわからない」という相談をかれこれ30年くらいうけている。

二択から進めない人に、

「どういうことかな?ちょっと詳しくて教えて」と聞いてみると、

「選択肢①は本文に書いてあることと矛盾していて、選択肢②と③にもそれぞれおかしいところがある。けれど、④もとくに悪いところはみつからないし、⑤も本文の内容を書いてある。④といわれればそんな気もするが、⑤を否定する理由もみつからない。解答は④だと書いてあったので、やっぱりね、と思ったけれど、でも⑤でいけないのはどうしてだかわからない。」と、だいたいこんな返事をいただく。

「で、選択肢を読む前にキミの考えた答えは何なのかな?」と聞くと、困った顔をする。

OK、そこだ。キミは答えを出さないうちに選択肢を読んでいる。選択肢をつくる人はウソつきで、かれらの出す答えは80%がウソだ。だって、五つの選択肢のうち四つはマチガイなんだから。そんなウソツキのいうことを虚心坦懐にスナオに聞いては騙されてしまう。騙されたアトで本文にバックしても、あちらこちらで、コレかもしれない、コノコトをいっているのかもしれない、と「証拠」をみつけてしまう。こういうのは確証バイアスといって、注意しているハズの人がオレオレ詐欺にアッサリ騙されてしまう原因となっている。

というわけで、まず本文を読もう。結局ナニがドウだって書いてある?その理由は何で、その例は何だって書いてある?設問をよく読もう。設問は何を聞いている?それは本文ではどこに何と書いてある?サイドラインを引こう。……できない?じゃ、練習しよう。

さて、もう一つの質問の「記述がうまく書けません」。うまく書く前に、ナニを書こうとしたのかな。箇条書きしてみよう。

「思いつきません。」

本文のどこの段落のどの部分を使おうとしたのかな?うまい書き方はまあ、あとで練習するとして、まず本文を読もう。結局ナニがドウだって書いてある?その理由は何で、その例は何だって書いてある?設問をよく読もう。設問は何を聞いている?それは本文では、どこに何と書いてある?サイドラインを引こう。……できない?じゃ、練習しよう。結局、「二択でとれません問題」と根が同じだったりする。

さて、こう答えるとダメ押しにこんな質問をもらいます。

「本文って読まないとダメですか?」

どうか、じっくり読んでください。よろしくお願いします。

記:国語科主任 佐谷健児