志望する学部や学科はどうやって選べばいいのか?(新高2・3年生に)≪その2≫

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②やりたいことが決まっていない場合

 けれども、やりたいことがとくにない、という人のほうが実は多いかもしれません。大学が扱うメニューの中に心引かれるものが見つからない人もたくさんいるかもしれませんし、情報があふれていて、大学や学部・学科が多すぎて探すことが難しいと感じている人もいるかもしれません。

 そうした場合は、無理やりやりたいことを探さなくても良いのかもしれません。大学の勉強以外の何かに興味を引かれるのなら、それはそれで構わないし、やりたくないことしかわからないのなら、消去法で学部・学科を選んでいけばいいのです。消去法で選んだにすぎない学部・学科でも、そこで多少なりとも触れた学問は先の人生でいつか活きるかもしれません。科学的思考や複眼的なモノの見方など、何をするにも応用できる能力を、学問を通して身につけることは可能なのです。

 まずは文系か理系か。文系なら、将来仕事を持ちやすい「社会科学系」か、就職のリスクがあっても「人文科学系」か、教員等を目指す「教育系」か、など少しずつ消去法で絞り込んでいくのも良いでしょう。理系なら、医療系か理工系か農水系か、という塩梅です。それでもピンと来るものがゼロの場合は、いろいろな学問を扱う総合〇〇学部や人間〇〇学部など、学際的な学部・学科でうろうろしてみるのもアリでしょうし、いわゆる「潰しのきく学部(法・経済等)」という選択もあるかもしれません。要は決まっていないのならば、無理やり決めようとして後に後悔を生み出すよりも、「大学に入ってからゆっくり決めていこう」という考え方も、今の時代ではアリかもしれません。

まとめ

 以上思いつくままに、「学部・学科の選び方」として私見を述べてきましたが、これが全てではないはずで、もっと多様な考え方があっても良いと思うのです。要は、興味・関心を優先して興味なしは消去法で選べばよいということです。

 そして、このようなことを真剣に考えることによって、後悔の少ない進路を実現できるのであって、そもそも正解は無い、という事も銘記するべきでしょう。
記:情報室長 高縁博