呈茶によるリフレッシュ

クラズユニックでは、10数年前から週3回程度呈茶と称して、夕方にささやかなお菓子と抹茶を校舎内に設けた和室で出している。
思い立ったきっかけは、自分自身が一時精神的に追い込まれ、仏壇の前でいわゆる無になって、正座をしたことで何か心が解放された体験から、受験生、時に浪人生は常に精神的に追い込まれているから無になって正座することが良いかもと考えた。ただ正座するよりもちょっとした楽しみも加えようと思い、お菓子と抹茶の提供という「呈茶」になった。
昨年はコロナで全くこの催しもできなかったが、今年は少人数にして、お菓子も一つずつ包まれたものにして、再開したら、受験生は大喜び、すぐに満席になる。床の軸も受験生に刺激になる禅語を選んで「別無工夫」から初めて今は6軸目で「白珪尚度磨」。受験生には忙中閑ありのちょっとたのしいひと時のようだ。
記:理事長 福島新四郎