この時期に多い悩み(数学)1/2

夏も終わり模試の本格的な時期が近づいてきました。大学の判定なども模試の得点で決まりますから、模試の得点も気になるところです。やはりこの時期に多い悩みは、数学の共通テスト型や記述模試の得点が伸びない、得点できないなどが挙げられます。

夏までは基礎固めや弱点補強、単元ごとの復習などに力を入れてきたと思います。基礎的な事項を理解して、公式も頭に入れて、ある程度の問題の解き方がすぐに思い浮かぶまでやり込んだら、これからはアウトプットに重点を置いていただきたいと思います。実践力をつけていくということです。

単元ごとの問題集や参考書の場合はその項目や問題の順序などから、何の公式を使うかなど分かってしまうことが多いので、単元ごとの問題集でも、もう少し範囲の広い単元全体の問題集や共通テスト用の問題集、記述の問題などを自分の力のみで、しっかり考えて解いて、いろいろな問題に慣れていくことが重要です。

問題の意味が分からない…という方もいます。まずは言葉の意味ですが、有理数、無理数がどのような数のことか、また、自然数と言われて0が入るかどうか、
集合の記号⊂、∈、∪、∩の意味はどうかなどをきちんと理解しておくことが大事です。

また、問題文が長く、読解力が必要な場合もあります。まずは全体に目を通して、何について言っているのか、問題を解くのにどのくらいの時間がかかりそうかなどおおまかに見当をつけてから、問題に取り組むことも重要です。問題をよく読まないで、無駄に時間をかけたり、意味を間違えて問題を進めてしまったりすることができるだけないようにしてほしいと思います。
続く。。。
記:数学科 柴田孝人