動詞を覚えるなら、自動詞か他動詞かまで
単語を覚える際、品詞も含めて覚えるよう前回書きました。今回はその中でも動詞を覚えるときに心掛けてほしいことを述べます。
動詞を覚える際、自動詞と他動詞の区別も含めて覚えることが重要です。そうしないと、リーディングやリスニングの意味処理で困ることになります。例えば、changeという動詞を「変わる」で覚えた場合、”The color of the leaves changes with the season.”を「葉の色は季節と共に変わる」と意味をとっても全く問題ありませんが、”The industrialization of the Northeast dramatically changed the social structure.”を「北東部の工業化は劇的に変わった」とすると、”changed”の後の” the social structure”の意味処理で躓くことになります。その際、changeには「変わる」という自動詞だけでなく、「~を変える」という他動詞としての意味まで覚えていれば、「北東部の工業化は劇的に社会構造を変えた」と意味をとることはそれ程苦労しないはずです。同様にdevelopは「発達する(自動詞)」と「~を発達させる(他動詞)」、leadは「~を導く(他動詞)」だけでなく、「通じる(自動詞)」のように、自動詞と他動詞の意味を両方覚えておくといいです。これらは自動詞、他動詞共に使用され、頻出度も高いです。
他にも上記のような動詞はあります。自動詞、他動詞のどちらが出てきても対処できるようにしましょう。
ワンポイント:他動詞を覚える際、「~を」「~に」まで含めて覚えると、自分の中で「この動詞は他動詞だ」という認識が出来るので、実際の場面で反応できるようになります。
記:英語科 原貴弘