医学部受験
道内では3つの国公立大学があります。他の都府県と比較しても3つも国公立大学医学部があるのは北海道だけです。
国公立大学の医学部は、一般的に共通テストを5教科7科目フルで受験し、個別学力試験(通称2次試験)で学科試験と面接試験を受けた結果で合否が判断されます(一般選抜)。
その難しさは、共通テストで84%以上は少なくとも必要で、記述模試ではSS68以上。募集人員の数のみで見れば、全受験者の2%程度にいる必要があるくらい難しさが際立っています。
ただし、そこまでの力がなくとも入学する方法は今の大学受験ではあります。
例えば学校推薦型選抜、総合型選抜(以前AO入試と呼ばれたもの)があります。多面的に人を評価していくために大学ごとで趣向を凝らして選抜をしています。ちょうど今時期高3年生は9月の定期試験が終わり、評定が出て、ここから出願に向けて学校・生徒が動き出します。
これらの入試は、上記のような一般選抜の入試とは異なり、独自の試験・共通テスト・面接で評価をしたり、あるいは共通テストの成績を大きく評価したりと傾斜をかけている方式があります。
高1・2年生で医学部にどうしても合格したいと考える生徒がいれば、入試の機会は多いほうが良いので、日ごろの学校の授業を大切にして評定(4.3以上)をあげておくことは大切です。
そして、何よりこの高校3年間で他者との関わりも含めて自身の内面の研鑽は欠かせません。様々な経験を通じて思い描く将来像の実現に近づけられるように願っています。
記:教務部長 井尾敦