小中学生成長よもやま話 ―長年塾生やわが子を育て指導してきた立場からー No.1 スライム
シリーズ1、「スライム」の話
最近小学生のスライム作りに立ち会う機会があった。
洗濯糊400mlのプラスティック容器を3本、スライム作り用と書かれた「ホウ砂」、水、混ぜると程よく弾力のある、ベタつくようでさらっとした何とも言えない物質ができあがる。
子供たちはこれらの作る過程とできあがった「スライム」を楽しげに味わっている。味わっている?それは主に指先の感触。押したりこねたりまるめたり。時には光るラメや色味を付けて。
面白いのは子どもたちのスライム作りに取り組む姿勢、1,2年生は勿論上の子の見様見真似、さすがに3年生以上になると材料の箱に書かれた作り方を見るというよりはいち早くアイホン、アイパットで検索しての作り方情報、そして当然計器を使っての計測、まるで理科実験に取り組んでいるよう。
しかし静かな物作りはここまで?!
最後にはどうしたことか誰かがこぼしたスライムドロドロ液に1人が足を滑らせて転んだのをきっかけに我も我もと。服もドロドロで頭からシャワーを浴びる羽目に(この時間大人はいなかった)。それもすべて家の中での出来事。
子供って日常遊びの中で豊かにいろいろなものを全身で体験、実践、感受性(スライムの感触で?)を培っているものだと改めて感じさせられた。が、後始末は大変だった。。。
記:クラズ事務局 福島喜久