検索ワードと私①

皆さんはサブスクリプションというものをご存じだろうか。
定額料金を支払って一定期間サービスを利用する権利を得る、ビジネスの一形態のことだ。
物を「所有」する時代から、物を「共有」する時代に変わってきたとも言える。
車が良い例で、車本体+車検費+自動車税…その物に加えて莫大な維持費をかけるものについてはレンタカーサービスやカーリースなど、いち早く台頭していた。
景気が悪くて、若い世代の人間の収入が落ち続けていてだけではなく、SDGsに見られるような意識も背景にはあるのかもしれない。

車以上に恐らく学生になじみがあるのが、音楽のサブスクリプションだろう。1か月1,000円程度払えば聴き放題!行く街々で中古CD屋を巡っていた昔の自分に教えたらなんというだろうか。

世間様から遅れに遅れ、去年の暮れにApple Musicに登録し利用してその利用可能な曲数に驚いた。ヒットチャートにのるような新しめの曲は勿論のこと、ジャズの王道や80年代のロックも、大好きな映画音楽まである。夏くらいまでは学生の頃聴いてた音楽を聴きあさり、まさに私のステイホームは音楽と共にあった。朝は森山威男のドラムから始まり、通勤中はMetallica、昼休みはSnarky Puppyを聴き、帰宅はその時の気分で90年代ヒットチャートを聴き、夜アンニュイな時は…謎に欅坂46で涙した時もあるし、なんと選択肢に富んだ音楽ライフだったろうか!

しかし、そんな音楽ライフも唐突に終わりを告げる。秋と共に飽きが来たのである。
続く。。。
記:英語科 許士祐之進