~ 数学 ~ ★長い問題文が苦手な方へ★
今回は数学の問題文の読み方についてのお話です。
数学の問題は,解けたときはあとから問題文をすらすらと暗唱できて,
解けないときはなかなか問題文を全部暗唱できない,
ことに気付いていましたか。
これは“途中で一旦止まって考える”作業を何回か繰り返していたからなのです。
実はとっても重要なことなのです。
長い問題文のとき,字面だけ追って一気に問題文を読み進めてはいませんか?
はじめに問題文を全部読まないで解き始めてはいませんか?
悪いクセは無くしておきましょう。
〔どうすればいいの?〕
まず問題文を全文丸暗記してみてください。意味を考えない丸暗記はなかなか難しいものです。
次に,最初から短く区切りながら,ゆっくりと口に出していきます。
区切るたびにそこで一旦止まります。止まるごとに言葉の意味を考えます。
途中何度も止まったり,戻ったりしながら,言葉の意味を1つ1つ考えます。
一文すべて終えたら,暗唱しやすくなっているはずです。
ここから,何を用いることができるのかを考えていきます。
この読み方に慣れてくると,ただの丸暗記とは違うことに気付いてきます。以前似たような問題を解いたことがあるな~とかの経験が活きてきたりもします。
設問文が長くてもしっかりと読めるようになっていきます。
よかったら参考にしてみてください。
記:数学科主任 前田博司