【番外編】令和5年度 北海道高校入試の変更点

令和4年度の入試では配点の変更など大きな変化がありました。令和5年度の入試においても変更点3つが発表されています。どれも選択肢の幅を広げようとする改革になります。

Ⅰ、「③_1入試の仕組みについて(公立-一般入試スケジュール編)」でお話しした「出願変更」が変わりました。今までは、出願変更時の「学科」の変更が出来ませんでしたが、どの学科にも出願変更することができるようになります。例えば、工業高校に出願した場合でも、普通科へ出願変更することが可能となったのです。

Ⅱ、今までは、推薦入試と言えば中学校校長の推薦が必要でしたが、「自己推薦」で出願できるようになります。推薦枠(人数)も高校側が決められるようになりました。北海道教育委員会のHPに「スクール・ポリシー」と「推薦枠(%)」が載っていますので確認をしてください。

https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gks/koukounyuusenn.html

ただし、高校の推薦入試は、大学の推薦入試と違って評定(ランク)の設定を発表できない状態ですので、評定の評価はどのように扱うのかなど不透明です。また、中学校が推薦に対してどう動くのかが最大のポイントになりそうです。

Ⅲ、道外からの受け入れを拡大します。とありますが、正直こちらは皆さんの入試には影響しないものと思われます。

以上3点ですが、1番の変更はⅡの推薦入試に関してでした。推薦を利用しやすい環境になりますので、「③_3入試の仕組みについて(公立-推薦編)」で話した通り、私としては積極的に利用してもらいたいと思います。
記:教務部長 土居将士

★過去の記事はこちらから↓
① 高校受験(2022年度新入試)について
② 内申点の数え方について
③_1 入試の仕組みについて(公立-一般入試スケジュール編)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編1)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編2)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編3)
③_3入試の仕組みについて(公立-推薦編)
④_1入試の仕組みについて(私立-一般入試スケジュール編)
④_2入試の仕組みについて(私立-一般入試合否の仕組み編)
④_3入試の仕組みについて(私立-推薦の仕組み編)
④_4入試の仕組みについて(私立-他受験制度編)