⑤高校で掛かる費用について(公立編)

高等学校には、高等学校等就学支援金制度というものがあります。俗にいう高校無償化のことです。
しかし、無料になるのは授業料のみですので、入学時や部活など思っている以上にお金がかかるものです。前もって知っておくことで準備ができますので、覚えておいてください。
※入学する高校や科などによって金額は異なります。金額はあくまでも実際にかかった金額を目安として記載しておりますので実際には上回ったり下回ったりする可能性はあります。

<入学料>
5,650円
道立高校の入学料になります。支払いは北海道収入証紙5,650円分を用紙に貼付して提出します。

<入学時諸納金>
70,000円~85,000円
PTA入会金やスポーツ振興センター共済掛金、生徒手帳代など細かな雑費の合計金額のことです。

<制服>
53,000円程度
この他に夏用はプラス5,000円~20,000円くらいかかります。
また、冬用にセーターなどプラス5,000円程度かかる高校もあります。

<ジャージ・上靴など>
25,000円~30,000円
指定ジャージや上靴・外靴の金額になります。

<授業料>
月額9,900円(年額118,800円)→実質0円
高等学校等就学支援金制度を利用した場合この金額が免除になります。
ただし、保護者の年収等条件があります。保護者がガッツリ稼いでいる場合は、資格認定されませんのでそのまま高校への支払いが生じます。

<他費用>
月額8,000円~9,600円(年額55,500円~72,000円)
PTA会費、講演会費、実習費、生徒会費などで毎月口座引き落としとなります。
※費用がかからない月もあります。

<選択科目の使用教材>
10,000円~15,000円
高校に入ると通常「美術・音楽・書道」をいずれかを選択しなくてはなりません。その際使用する教材は別費用になります。

<教科書>
24,000円程度

<必須ではないが必要なもの>
70,000円~80,000円
持ち運びできるPCなら何でも良いとされていますが、学校紹介のタブレットPCを購入する方が多いようです。

高校無償化により月々かかるのは8,000円~9,600円ということになります。ただし、上記記載の通り、入学時の必要経費が総額としては25~30万円かかるイメージです。 他には、せっかく高校生になったんだからカバンや靴を新しく買い替えようなどで細かくお金が掛かってくると思います。また、部活でかかる費用は、入る部によって大きく異なりますが、ジャージやユニフォーム、カバンなど費用がかかってきます。その分も考慮しておいてください。
記:教務部長 土居将士

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① 高校受験(2022年度新入試)について
② 内申点の数え方について
③_1 入試の仕組みについて(公立-一般入試スケジュール編)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編1)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編2)
③_2入試の仕組みについて(公立-一般入試合否の決定方法編3)
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④_1入試の仕組みについて(私立-一般入試スケジュール編)
④_2入試の仕組みについて(私立-一般入試合否の仕組み編)
④_3入試の仕組みについて(私立-推薦の仕組み編)
④_4入試の仕組みについて(私立-他受験制度編)